ID : 12209
公開日 : 2009年 6月22日
タイトル
植林ツアー:世界遺産のガラパゴス諸島、外来種が群生する森に固有種植林
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/today/news/20090622ddm016040007000c.html
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元urltop:
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写真:
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南米エクアドルの世界遺産、ガラパゴス諸島で外来種が群生する森に、ガラパゴス固有の植物を植えるツアーが今年から本格稼働した。フォトジャーナリスト、藤原幸一さんが主宰するNGO「ガラパゴス自然
保護基金」が行っているもので、5月に続き、7月と10月も行う予定だ。
ガラパゴスでは70年ごろから、外来動植物の移入が急増した。植物では現在、ガラパゴス原生種約560種に対し、外来種が900種を超えた。多くは、人が持ち込んだ食用のブラックベリーや牧草のエレファントグラス
などで、原生種の生息域を大幅に狭めた。
藤原さんは現地のチャールズ・ダーウィン研究所や国立公園局に働きかけ、07年5月から諸島の中心地、サンタクルス島で、キク科の固有種スカレシアの苗を中心に植林を始めた。当初、日本人旅行客のみ参加してい
たが、昨年から地元の高校生や国立公園のレンジャーも加わり、国立公園内での活動も認められた。環境教育の場としても高い評価を得ている。
現在、10月12日に成田発の8日間の参加者を募っている。料金は約35万円の見込み。藤原さんも現地で合流する予定だ。現地から直接帰国するプランのほか、エクアドル本土からNGO「ピースボート」の大型船へ
の搭乗も可能(別料金)。問い合わせは、旅行会社ジャパングレイス(03・5287・4863)。