ID : 12062
公開日 : 2009年 6月12日
タイトル
間伐材有効利用、木工品に 嘉麻の市民団体販売
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20090611-OYT8T01111.htm
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元urltop:
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写真:
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嘉麻市の市民団体「遠賀川源流の森づくり推進会議」は、間伐材を使った木工品を販売し、その売り上げを森林保全の活動費にあてる「グリーン・トレード・プロジェクト」の取り組みを進めている。
同団体は1997年に発足し、ボランティアを募って、手入れされずに放置されたままの山林で下草刈りや植樹などの活動を続けている。間伐材は使用法が乏しく、伐採しても山林に放置されることが多いため、昨年度か
ら有効利用する取り組みを始めた。
木工品は、5枚組みのコースター(税込み1000円)、バットのミニチュア(同1000円)、鉛筆立て(同800円)の3種類。材料となるスギやヒノキの間伐材の調達や製造は、糸田町の「工房ウッズマン」に委託している。
現在は、同会議の事務局がある嘉麻市農林整備課の窓口だけで扱っているが、今後は販路を広げ、売り上げを植樹する苗木の購入費などにあてる計画だ。
同会議の森裕治会長(46)は「まだ試験段階だが、間伐材も有効利用できることを多くの人に知ってもらい、結果的に自然環境の保護につながるようにしたい」と話している。
問い合わせは、同課(0948・57・3104)へ。