ID : 12047
公開日 : 2009年 6月 8日
タイトル
東京の子どもたちがブナ植樹
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新聞名
新潟日報
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元URL.
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=159317
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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三条市栄地区で植林活動を行う「栄ブナの会」(徳高定義代表)が7日、東京の児童らを迎え、同市大面で同会が整備する里山にブナを植樹した。児童たちは急な斜面や硬い土壌に苦戦しながら、およそ60
年後に成木になるという苗木を、真剣な表情で植えていた。
訪れたのは荒川区立尾久宮前小学校(山口稔雄校長)の児童や教員、保護者らおよそ50人。
同会は6年前から同校児童と交流している。最初に植えたブナは7・13水害で土砂に埋まってしまったが、崩落した斜面を同会があらためて整備。洪水を防ぎ、水源にもなるブナ林を作ろうと、今まで500本程度を植え
てきた。
児童は前日から、見附市の大平森林公園を散策するなど自然を満喫。植樹には地元の大面小児童約10人も参加し、同会メンバーの指導を受け、スコップで穴を掘り、日当たりのいい斜面にブナの苗木65本を植えた。
また高さ2メートルほどの幼い木を支える添え木を用意し、ハンマーを使って木の脇に打ちつけ、自分たちの名前を書いた木の札を付けた。
作業が終わった児童たちは、池のオタマジャクシを手ですくったり、クワガタを見つけ持ち帰ろうとしたりと、里山の自然に目を輝かせていた。
尾久宮前小6年生の児童は「三条で食べたご飯も野菜もおいしかった。60年後に大きくなったブナを見にきたい」と話していた。