ID : 1212
公開日 : 2006年 6月18日
タイトル
日揮、米で自動車向けのエタノール生産・廃木材を活用
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060619AT1D1905Q19062006.html
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元urltop:
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写真:
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日揮は19日、米ベンチャーと組み、2009年にも米国で廃木材を使った自動車燃料用バイオエタノールの製造・販売に乗り出すと発表した。サトウキビやトウモロコシを使わず、廃棄物となる木材を使ってコス
トを削減する。
米ベンチャーのアルケノール(カリフォルニア州)と共同出資で年内に事業会社を設立し、09年初めに生産設備の稼働を目指す。プラント建設など総事業費は50億円前後。廃木材はほぼ無料で入手することができる。
バイオエタノールはアルコールの一種で、生物資源(バイオマス)を発酵して作られる。日揮などは米国で出資者を募って事業会社を新設し、カリフォルニア州内に年産3万キロリットルの製造設備を建設する。日揮が
製造、設計、保守管理の技術を提供する。アルケノールは、廃木材によるバイオエタノールの製造技術の基本特許を持っている。
エタノールは米国でガソリンに混ぜて自動車燃料に使われる。京都議定書では二酸化炭素(CO2)の排出量がゼロと見なされる環境対応燃料。