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大規模火災が増えているシベリアとアラスカの森林地帯を守るため、観測衛星と航空機で監視して、延焼拡大を防ぐ実験を北海道大とロシア、米国の国際共同研究チームが12日から始める。
両地域の森林は火災で二酸化炭素(CO2)の放出が増え、今や地球温暖化の「後押し役」。チームの福田正己・北大低温科学研究所教授は「温暖化防止に日本が貢献できる新たな道を開きたい」と話している。
実験は8月12日まで。米海洋大気局(NOAA)などの観測衛星2基の画像を北大とアラスカ大・国際北極圏研究センターで分析。日本航空の協力で欧州路線の機長から、火災の場所や規模などを連絡してもらう。
これらの情報と、火災発生現場付近の植生、風の向きや強さ、湿度といったデータを突き合わせ、火災がどう広がるかをコンピューターで予測。結果を地上の消防隊に連絡し、消火活動に役立てるという仕組みだ。〔++
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