ID : 11370
公開日 : 2009年 4月17日
タイトル
間伐材運搬へ専用コンテナ コスト抑え利用促進
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/04/20090417t62015.htm
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写真:
写真が掲載されていました
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間伐材の有効利用を図るため、磐城森林管理署(福島県いわき市)が専用コンテナによる運搬システムを考案、いわき市内の国有林で運用を始めた。
コンテナは縦2メートル、横1.2メートル、深さ1.3メートルの鉄製。伐採現場で使用されるクレーン付きの7トントラックに四つ積載できる。これまでに約20個を製作し、市内4カ所で運用を始めた。
磐城森林管理署によると、間伐材はかさばることから運搬コストが膨らみやすく、放置されることも多い。
今回のシステムは、コンテナを伐採現場に設置して間伐材を入れてもらい、いっぱいになったら運び出す仕組み。伐採から運搬までの費用が従来より2、3割抑えられ、一立方メートル当たり4500―5500円程度で済
む見通し。
バイオマス燃料の需要増を受け、間伐材の有効活用策を検討してきたいわき市内の伐採、運搬業者と磐城森林管理署が共同で考案した。管理署は「民有林も含めた全国の伐採現場に専用コンテナの利用を広めたい」
と話している。