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福井県池田町の2小学校で6日、入学式が行われ、県産の間伐材で作った机といすが新1年生に贈られた。自然の良さに親しんでもらおうと、同町の第3セクターが1999年から毎年実施。児童たちは手作りの
ぬくもりを感じながら「大切にしたい」と喜んでいた。
机といすは、町内の渓流温泉「冠荘」などを展開する第3セクター「池田屋」の運営施設の一つとなっている「木の里工房」が製作。間伐材の有効利用を推奨する県の要請に応えようと、同町が費用を拠出し、今回で11
回目の取り組みとなった。
材料は県産のヒノキで、今回は同町第一小、第三小の2校の新入生20人分を2月初めから3月末にかけて製作。机は高さ約50センチで、成長に合わせ3段階の調整ができる。6年後には、思い出が詰まった机といすを
卒業記念品として持ち帰る。
第一小で行われた入学式には、新入生15人を含む児童と保護者、学校関係者ら約150人が出席。児童会長の無量小路宗明君(6年)が「入学おめでとう。分からないことは僕たちに何でも聞いてください」と歓迎のあい
さつをした。
この後15人は教室に入り、緊張の面持ちで着席。担任が机といすの由来を紹介すると、児童は驚いた表情で表面に触れたり、においをかいだりしていた。清水宰君は「6年間大事に使いたいです」と話していた。++/di
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