ID : 11109
公開日 : 2009年 4月 2日
タイトル
山林でチップ加工し運搬効率化 那賀町、小型機械開発へ
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2009/04/2009_123865450143.html
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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那賀町は、木材の効率的な運搬を行うため、山林でチップ加工ができる小型機械の研究開発に乗り出す。木材チップなどが原料のバイオ液体燃料(BTL)実証プラント建設が決まり、その実用化後をにらんだ
対策。町は、大学などと連携し本年度中の開発を目指す。
木材は、丸太のまま運搬し、工場の大型機械で樹皮のはぎ取りやチップへの加工をしている。丸太で運ぶためには巨大なトラックが必要で、運搬スペースのロスも多い。
町は、山林でチップ化すれば、効率的な運搬ができるうえ、プラントに直接搬入も可能と考え、トラックに積載可能な小型の機械を開発することにした。
現在、町企画情報課が機械工学を専門とする大学や高専など連携先を模索。阿南高専を候補として挙げ、打診している。
本年度中の試作機完成が目標で、予算は一千万円以内。同課は「将来的に製品化したい」と話している。
町は、木材からプラスチック原料を抽出する相分離プラントの誘致も進めている。BTLや相分離プラントが実用化されると、年間約五万トンの木材が必要になる。町内生産量の二・五倍に当たり、木材の安定供給や運
搬の効率化が課題となっている。
【写真説明】切り出した間伐材を集める作業員。BTLパワーセンター実用化後をにらんで、那賀町は現場でチップ加工できる小型機械の開発に乗り出す=那賀町東尾の山林