ID : 11048
公開日 : 2009年 3月26日
タイトル
ヒノキのペンスタンド:新見地区林研グループ協議会、小6生にプレゼント
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20090326ddlk33040779000c.html
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元urltop:
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写真:
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木のぬくもりを忘れないで
新見地区林研グループ協議会(北卓士会長)は、地元産ヒノキの間伐材でペンスタンド280個を製作し、新見市内の6年生に卒業記念としてプレゼントする。このほど、同市教育長室で贈呈式があり、藤野浩吉教育長に
目録を手渡した。
会は新見市内の森林所有者で86年に設立。現在は9グループ、165人が林業振興に取り組んでいる。卒業記念品を贈るのは初めて。近年、森林の荒廃が進んでいることから、次世代を担う子供たちに森林の大切さ、
木のぬくもりを肌で感じてもらおうと作った。
式では北会長が「地球温暖化の原因になっている二酸化炭素の大きな吸収源として森林が注目されているが、木材価格の低迷、過疎・高齢化で荒廃は進む一方。国産材を積極的に利用してもらうことが元気な森づくり
につながる。子供たちには大人になっても木のぬくもりを忘れないでいてほしい」と話した。
ペンスタンドはペンの太さに合わせて使えるよう大小中7個の穴が開けてあり、ほんのりとヒノキの香りがする。木は製材所が提供し、同市神郷下神代のクラフト作家が加工。同会のメンバーが280個を一つ一つ丁寧に
磨いて仕上げた。