ID : 10804
公開日 : 2009年 3月 2日
タイトル
ミツマタ:白玉団子のつぼみ、ほころぶ-亀山「坂本の棚田
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/mie/news/20090303ddlk24040200000c.html
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元urltop:
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写真:
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亀山市安坂山町の「坂本の棚田」の一角とその奥の野登山ふもとのミツマタ群生地で黄色の花が咲き出した。芳香を放ちながら一帯を埋め尽くすように咲くが、王冠形のつぼみは白玉団子のよう。29日には、
棚田にある坂本農村公園で「みつまた祭り」がある。
石水渓観光協会(川戸真一会長)によると、群生地は1952年に植林を推進するため県が約10ヘクタールの土地を借り、木の皮が紙幣の材料となるミツマタを植えた。04年に和紙をすくために坂本棚田保存会の星合
恒・元会長が棚田の一角約15アールにミツマタを移植して育てている。
棚田にある高さ2メートルを超す約300本のミツマタの枝には、雪を思わせるようなつぼみがびっしり付き、あちこちで開花を始めている。川戸会長は「温暖化の影響か年々開花が早くなっており、4月末までは見ること
ができる」と話している。
祭りは「みつまたを愛する会」の主催で午前10時に開幕。10時半と11時半の2回、坂本農村公園から約2キロ離れた群生地までの「みつまたツアー」が催される。会場では地場産品の販売や紙すき体験などがある。ま
た午後1時半から坂本自治センターで川北要始補(よしほ)・亀山市文化財保護審議会委員の「亀山市の巨樹と古木」の講演がある。【