東山保全へシイ伐採、整備
伝統文化の森推進協が斧入式
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009030200185&genre=H1&area=K00
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京都・東山の保全に向けて行政と有識者、地域の住民が協力する「京都伝統文化の森推進協議会」の清水ブロック斧入式(おのいれしき)が2日、京都市東山区の高台寺山国有林で行われた。東山で問題化し
ているシイの繁茂に対し、試験段階ながら具体的な整備活動が始まる。
推進協は2007年12月結成。整備に向け地元団体を募り、08年8月には地元社寺や自治連合会などと資金、労力提供の協定を締結していた。
約50人の参加者は清水寺境内で山開きに参列した後、山を登り国有林に移動。山折哲雄推進協会長ら5人がシイの立木に斧を入れた後、チェーンソーを使って整備の第一歩となる1本を切り倒した。
地元支援協力団体の田中博武・清水自治連合会会長は「東山の保全は地元の夢。地元として今後も頑張りたい」と話していた。
今後はシイ伐採、ヒノキ間伐など試験的な森林整備とともに、推進協の専門委員が整備後の森林の変遷を調査する。残る八坂・粟田、阿弥陀ケ峰の2ブロックでも、順次斧入式が行われる。