ID : 12193
公開日 : 2009年 6月19日
タイトル
三井物産、国内排出枠事業に参入 7月から製材会社とCO2削減
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090619AT1D1904D19062009.html
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元urltop:
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写真:
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三井物産は19日、製材会社の西村木材店(三重県松阪市)と組み、7月から二酸化炭素(CO2)削減事業を始めると発表した。大企業が中小企業などの省エネを支援し、その見返りに排出枠を得る「国内クレジ
ット制度」に基づく事業で、三井物産が手がけるのは初めて。今後政府の認証を得る手続きに入る。
西村木材店の製材工場にある灯油を燃料にした木材乾燥用ボイラーを、加工時にでる樹皮や端材など木質バイオマス(生物資源)を燃料にするボイラーに更新する。削減事業の期間は2013年3月まで。期間中の累
計CO2削減量として1万8000トンを見込む。
三井物産は削減事業計画の策定や原木の供給で西村木材店を支援し、CO2削減分を排出枠として買い取る。温暖化ガスの排出削減に取り組む国内企業や、使用時などのCO2排出分を相殺するために排出枠付きで販
売する「カーボンオフセット商品」向けに転売する方針だ。