ID : 10793
公開日 : 2009年 3月 7日
タイトル
「搬出間伐」PR 県松本事務所が瀬黒山などで研修会
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090307/CK2009030702000019.html
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元urltop:
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写真:
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県松本地方事務所は5日、里山で間伐後、木材や枝を山から搬出する「搬出間伐」を進めようと、松本市寿の瀬黒山などで現地研修会を開いた。
県内では、搬出作業の費用が木材価格を上回るため、間伐材を切ったまま放置する切り捨て間伐が8割以上を占めている。
しかし、アカマツが多い中信地域の山では、間伐材から松くい虫が発生しやすい。この間伐材をできるだけ売却し、地権者に還元するため、県は搬出間伐を推進している。
研修会には、森林整備に携わる市民団体や林業事業者、森林組合などから70人が参加。搬出間伐の現状などの講演を聴いたあと、搬出間伐を進める瀬黒山で、間伐材を粉砕する様子や、明るく日が差すようになった
林を見学した。
これから地元で里山間伐を進める予定だという安曇野市の中田武光さん(64)は「切り捨てでは景観の面でも良くない。経費が問題だが、非常に参考になった」と話していた。