ID : 10635
公開日 : 2009年 2月25日
タイトル
国産材を使用組み立て迅速 住宅建築に新工法
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090225t12020.htm
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写真:
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国産材による住宅造りを広めようとNPO法人スモリ(仙台市)は24日、仙台市などで住宅建築公開やシンポジウムなどのイベント「山からの一貫体制による家造り」を行った。
同市宮城野区の仙台港背後地では、林産地で製造した木製パネルを建築現場に直送し、組み立てる新しい工法を公開。全国の建設会社や内装会社の代表者ら約150人が見学した。
岩手県住田町の工場から約60枚の木製パネルがトラックで運び込まれ、大工10人がコンクリートの基礎の上に壁と屋根を組み上げた。組み立ては1日で完了。見学者は「作業も早く、経済的な工法」と感心していた。
国は、林業活性化や森林保全、木材の輸送距離短縮で二酸化炭素削減の効果もあるとして国産材の利用を促しており、スモリの山本達夫理事は「新工法の普及に力を入れたい」としている。
イベントは25日も行われ、住田町のけせんプレカット事業協同組合の工場を見学する。