ID : 10622
公開日 : 2009年 2月23日
タイトル
加賀・緑丘小来月、苗木500本植樹へ
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20090224-OYT8T00198.htm
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元urltop:
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写真:
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マツクイムシ(マツノザイセンチュウ)による松枯れが深刻化している加賀海岸を再生しようと加賀市大聖寺瀬越町、市立緑丘小(宮下三郎校長)の6年生11人が卒業記念に松を植樹することになり、23日、
松原再生授業が行われ、加賀海岸でのクロマツ植林の歴史やマツクイムシについて学習した。
加賀海岸は長さ4キロにわたって、樹齢20~120年のクロマツ林が続いている。授業では、かが市民環境会議の高和子さんが、江戸時代中期の1700年代中ごろから、砂防植林が続けられ、クロマツが住民の手で植
えられてきた歴史を説明。樹木医で松保護士の西山義春さんがセンチュウが松ヤニを食べ、そこにマツノマダラカミキリムシが卵を産んで松枯れ被害が出ることや、植樹するクロマツの特徴などについて話した。
11人はマツクイムシの実物を顕微鏡で観察したり、植樹するマツクイムシに強い抵抗性マツを手にしたりし、「何回も植樹されてきた歴史があることを初めて知った」「砂防林の大切さがよくわかった」と感想を話して
いた。
児童は地区住民らの協力で、財団法人・日本緑化センター(東京)の「子供の松原再生プロジェクト」事業の支援を受け、3月7日に同町内の国有林で抵抗性マツの苗木500本を植樹する。