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県産カラマツ材を使ったスノーボードの製作販売に取り組んでいる「グリーン・ラボ」(須坂市峰の原高原)は、南米のペルーが発祥とされる打楽器「カホン」を間伐材で作り、近く販売を始める。代表の中山
二郎さん(31)は、楽しみながら活用する術を提案することで、森林資源の有効利用に関心を高めてほしい-と期待している。
カホンはスペイン語で「箱」の意味。ペルーで、貧しい人々が木箱をたたき楽しんだのが、この楽器の起源といわれる。約30センチ四方、高さが50センチほどで、たたく面の反対側に穴が開いている。板をつなぐビ
スの締め具合で音を調整し、箱の中に付いた弦の効果でドラムに音色が得られる仕組みだ。数年前からポップスで使われ、広がっているという。
音楽好きのグリーン・ラボのメンバーが昨夏、試作した。スノーボーダーの仲間でバンドを結成して演奏に使ってみたり、知り合いの楽器店に相談して改良したりした。たたく強さや場所で多彩な音が出て、気軽に持ち
運べ、いすの代わりにもなることもあってカホンの評判は良く、販売を決めたという。
商品に使う材は、スノーボードを製造する際に残った材木を活用する。グリーン・ラボのメンバーが長野市や上田市の製材工場に出向き、1つ1つ手づくりで仕上げていく。板の表面にグラフィックを施したバージョンな
ど3種類を準備。価格は1台2万1000-2万8000円を予定している。
中山さんは「子どものために小さなサイズも作りたい。これからも肩ひじはらずに地元の間伐材を使い、遊び、楽しむ方法を考えていきたい」と話している。問い合わせは、グリーン・ラボ(電話0268・74・2434)へ。+
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