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ID : 10453
公開日 : 2009年 2月 3日
タイトル
授業教材は“水源林” 道志村役場職員が間伐材で工作教室
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新聞名
タウンニュース
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元URL.
http://www.townnews.co.jp/020area_page/01_thu/01_aoba/2009_1/02_12/aoba_top1.html
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元urltop:
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写真:
 
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横浜市の水源である山梨県道志村の間伐材を活かして森林の働きと水の関係について理解してもらおうと、黒須田小学校(小笠原慎一校長)で同村役場職員による出前授業が行われた。道志村の職員を招 いての出前授業は、横浜市内では同校が初めて。
 横浜市が道志川の取水を始めたのは、明治30年のこと。平成16年に「友好・交流に関する協定書」を締結して以降、村と市民の交流を深めようとこれまで自然体験教育のモデル事業などが行われてきた。
 児童たちに水源林を知ってもらう機会を作りたいと、同校が道志村役場に話しを持ちかけ実現した今回の出前授業。同校は5年生の児童を対象に森林講義を含めた計2回の授業を行うことを役場職員と企画した。
 2月6日に行われた出前授業では、同村役場の中島晋さんが先生となって登場。道志村で11月に伐採が行われた樹齢20年の檜の間伐材6本を活用し、児童たちはコースター作りを体験した。
 間伐材は通常、活用されずに運び出されてしまうことが多いが、道志村の檜は工作用の木材として適しているのが特長。「水をキレイに保つためには森林の間伐を行わなくてはならない。その間伐材を子どもたちに触 れさせることで、森林の働きを理解するきっかけになれば」と中島さん。
 児童たちは中島さんの指導のもと、のこぎりを使って一生懸命に檜の丸太を切り、コースターを完成させた。
 今年は横浜市制、村制ともに120周年を迎えることから、同村役場は今後も横浜の子どもたちとの交流を深めていく予定だ。