ID : 10437
公開日 : 2009年 2月10日
タイトル
名古屋木材など、木材をゴム状に曲げられる軟化圧密技術を確立
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新聞名
日刊工業新聞
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元URL.
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720090206cdaj.html
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元urltop:
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写真:
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名古屋木材は木材をゴムのように曲げられるようにする業界でも珍しい軟化圧密技術を、岐阜大学応用生物科学部の棚橋光彦教授との共同開発により確立した。加工後の木材は最高で厚みと同じ内径の筒
状に丸められるほど柔らかくなる。プラスチックの代替材として用途を開拓し、事業化を目指す。
高温・高温の水蒸気中で、最大250トンを加圧して木材を圧縮。その後再び高温で固定化処理をして冷却する。同社の実験では、軟化加工をした1センチメートル角の角材を丸め、両端を合わせて内径1センチメート
ルの輪にできた。
条件や手順を変えることで木材の曲げ強度を約3倍に高める硬化加工技術も確立した。硬化木材の表面につやを持たせることもできる。間伐材の有効利用としての役割も期待できる。