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ID : 10366
公開日 : 2009年 2月 2日
タイトル
間伐材活用し里山コテージ 山形城南木材市場が開発
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新聞名
山形新聞
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元URL.
http://yamagata-np.jp/news/200902/02/kj_2009020200037.php
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元urltop:
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写真:
 
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山形城南木材市場(山形市、安部政昭社長)は、県内の山林から出る間伐材を活用した里山コテージを開発、販売を始めた。移動や設置が簡単で、アウトドア活動の拠点、個人の趣味の部屋、店舗などとして 幅広い需要を見込み、間伐材の利用を通した県内山林の再生にもつなげたい考え。3日に東京で開幕する東京インターナショナル・ギフト・ショーへ出展する。
 壁となる部分には、10センチ角の杉の柱を楕円(だえん)形に約120本並べている。組み木の技術を生かして気密性を高め、木材の厚みで断熱性も保っている。材料は、化石燃料を使わない薫煙で乾燥させ、製造過程 における二酸化炭素(CO2)の排出を抑えた。床は杉板、屋根はトタンを使っている。窓の位置や大きさはアレンジが可能。山形市内の自然活動団体が拠点基地として購入したほか、個人、店舗利用での引き合いがある という。高さ2メートル70センチ、広さは間口約2.1メートル、奥行き約3.9メートル。価格は約200万円(運送費などは別)。
 商品の開発は県村山総合支庁の「むらやま創作工房型ものづくり推進事業」として進められ、東京造形大の玉田俊郎教授がデザインを手掛けた。玉田教授は、山形城南木材市場をはじめとした村山地区の打ち刃物や木 工、繊維、皮革などの職人集団で組織する特定非営利活動法人(NPO法人)「FUIGO(ふいご)」の代表も務める。東京ビッグサイトで開催されるギフト・ショーへは、「FUIGO」のブランドで加盟団体とともに出展する。 ショーは6日までで約20万人が来場予定で、出展するほかのメンバーは次の通り。
 ▽打ち刃物=山形こだわり打刃物工房“鍛冶匠”(山形市)▽繊維=彩慈季の工房(寒河江市)▽建具・組子=ユニット創・快・組(山形市)▽木工=ウッディフルサト(山辺町)▽皮革=皮革工房とらんくるうむ(山形市)▽渡 辺梵鐘(天童市)▽陶芸=ブルーノ・ピーフルさん(大石田町)