検証委が管理の森林視察
滋賀2公社債務問題 設立経緯など検証
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009012300210&genre=A2&area=S00
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滋賀県造林公社とびわ湖造林公社が多額の債務を抱えた経緯を調べている造林公社問題検証委員会(座長・真山達志同志社大教授)は23日、同公社が管理する甲賀市内の森林を視察し、手入れや生育状
況について公社職員から説明を受けた。
今後の検証作業の参考にするのが目的。甲賀市信楽町黄瀬地区で約40年前に植林されたヒノキ・杉林に8人の委員が足を運んだ。委員からは「成長が悪いようだが伐採期までにどのくらい育つのか」などと質問が出さ
れた。真山座長は「経済の問題だけでなく、水源かんようなど森林の公益性も現地に来るとあらためて感じる。今後の論議に幅が出るのでは」と話した。
この後、大津市内で2回目の会議を開き、終戦直後から公社が植林を終えた1989年ごろまでの経過を検証。国の林業政策の変遷や公社設立の経緯を振り返り、2つの公社で1000億円以上の債務を抱えるに至った原
因について意見を交わした。