ID : 10100
公開日 : 2009年 1月10日
タイトル
鳥取で森林づくりシンポ
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=509259005
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元urltop:
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写真:
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森林保全活動「とっとり共生の森」に鳥取県内外十一企業が参画しているのを記念して十日、鳥取市扇町の県民ふれあい会館で、シンポジウム「企業の環境貢献と森林づくり」があった。建築家の安藤忠雄氏は
平井伸治知事と対談、古い建物の再生や間伐材などの活用を強調した。
安藤氏は瀬戸内海一帯にオリーブを植樹する「瀬戸内オリーブ基金」運動や、東京湾のごみ埋め立て地に森をつくる「海の森プロジェクト」などにも取り組んでいる。
シンポジウムで安藤氏は「日本人は、新しいものを追いかけてきたが、その分、心をどんどん捨ててきた」と指摘、建築学においても「鉄とコンクリートを使うことしか教えず、再利用を教えなかった。木造のホテルやマ
ンションもデザインや技術力で十分可能」と語った。
日本の木材について安藤氏は「果物など農産物と同様、アジアの中でも高品質。高級品としてアジアへ売り出せるので、流通をしっかりすれば、日本の森林も再生する」と、持論を述べた。
「共生の森」は二〇〇六年度の山陰合同銀行との協定を皮切りに現在、十一社が十三カ所(総面積二百七十ヘクタール)の森林で間伐や下刈り、枝打ちなどに取り組んでいる。
会場には、参画企業の活動を紹介したパネルや、県産材を使った木製ベンチの試作品が展示された。