ID : 9939
公開日 : 2008年 12月20日
タイトル
八幡山の間伐材などを活用 遊歩道とあずまや完成 伊那市手
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=12849
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元urltop:
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写真:
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伊那市手良野口区(蟹沢豊治区長)の住民らが今年度、地元の八幡山で整備を進めてきたあずまやと遊歩道が20日、完成した。八幡山の間伐材などを活用し、自らの手で作り上げてきた住民たちは、思い
入れたっぷりの憩いの場の誕生に歓声を上げた。
八幡山は手良地区の中心部に位置している。伊那市有形文化財の野口八幡神社舞台があることから、住民に親しまれてきた。
ただ、往時に比べ住民の足が遠のきつつあったこともあり、地域活性化につなげる願いも込めて同神社に隣接させる公園整備を計画した。県地域発元気づくり支援金150万円を受けて整備を進め、春には山の斜面にツ
ツジ約110本を植えた。
あずまやは中央アルプスなどの壮大な眺望が楽しめるように―と、ふもとから約40メートルの高さがある位置に建設した。
この日は区民約15人が作業しながら、間伐材のヒノキを土台にトタン屋根を張り、広さ約10平方メートルで高さ約3メートルの建物を完成させた。キハダ製のベンチも設置した。座り心地を確かめた参加者は「上等、上等
」と笑顔。神社へ続く山道も合わせて拡張、整備した。
蟹沢区長(66)は、完成したあずまやを見やりながら「眺めは最高だね。ツツジの数をさらに増やして憩いの場にしていきたい」と期待を込めた。