ID : 9571
公開日 : 2008年 11月19日
タイトル
2カ月かかり鎮火 あきる野 間伐材火災 消防員ら延べ1236人出動
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新聞名
山梨日日新聞
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元URL.
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20081128/CK2008112802000079.html
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元urltop:
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写真:
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あきる野市雨間の廃棄物処理業者の間伐材置き場で九月末に出火した火災で、発生から約二カ月たった二十七日、秋川消防署は鎮火宣言した。同消防署は「鎮火までこれほど時間がかかったのは、あまり例
がないのではないか」としている。
同署によると、九月二十九日午後十時十五分ごろ、通行人からの通報で出火を確認。現場には約一万五千立方メートルの間伐材がうずたかく積まれており、下部で微生物が発酵を促進して熱を放出し、出火したとみら
れる。この火事で間伐材約五百立方メートルが焼けた。
火は翌朝には消し止められて鎮圧したものの、掘り起こすと内部に酸素が送られて再び出火する危険があったため、同消防署員らが交代で現地の監視を続けた。延べ千二百三十六人が出動したという。
二十七日は、署員や市職員らが現場で一酸化炭素濃度や地中の温度を確認し、「火事が再発するおそれはなくなった」として鎮火を最終確認した。市は今後、業者に間伐材置き場の改善計画書を提出させるなどして、
指導する方針という。 (布施谷航)