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ID : 9500
公開日 : 2008年 11月13日
タイトル
日本一の大クス CO2削減効果調査/蒲生小
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新聞名
南日本新聞
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元URL.
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=13728
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元urltop:
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写真:
 
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蒲生町の蒲生小学校飼育栽培委員会の児童13人が、同町の蒲生八幡神社境内にある国指定特別天然記念物「日本一の大クス」の二酸化炭素(CO2)削減能力を測る実験をしている。削減量や木の大きさの 測定などを行い、来年10月に同町で開かれる「巨木を語ろう全国フォーラム」で成果を報告する。
 同町が町制施行80周年を記念して公募した企画で、町づくりを進める特定非営利活動法人(NPO法人)「Lab(ラボ)蒲生郷」(藤谷亜太可代表)との共同研究。
 1回目の活動は4日、容量10リットルのビニール袋に息を吹き込んで2カ所の枝部分にくくりつけ、1時間後にどのくらいCO2比率が変化したかを市販のガス検知管で調べた。その結果、1カ所は0.65%から0.1%、 もう1カ所は1%から0.4%に減っていた。6年の横山侑樹君(11)、湯田貴大君(12)は「CO2を減らすために木を育てることが大切だと思った。実験でエコを学びたい」と話した。
 12月は三角測量などで木の高さや幹回りなどを実際に測り、全体の体積を計算。来年1月は専門家を招いて地球温暖化のことを学ぶ。2月は、大クスが1年間に吸収してくれるCO2量をみんなで風船に吹き込むイベ ントも企画している。
 大クスは推定樹齢1500年で根回りは33メートル以上あり、1988年に国が実施した「巨樹・巨木林調査」でクスノキとしては日本一の巨樹であることが証明された。