ID : 9355
公開日 : 2008年 11月13日
タイトル
恵那・上矢作中生、原生林樹木に名札付け
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20081112/CK2008111202000022.html
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元urltop:
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写真:
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恵那市上矢作中学校の全生徒63人が11日、町内に残る原生林「アライダシ自然観察教育林」に登り、樹木の名札を付けた。一帯には、倒れた木の幹や株から成長したものの、幹などが枯れてしまったため根
が宙に浮いた「根上がりの木」などが生えており、生徒たちは東濃森林管理署職員らから説明を受けながら、同所の貴重な自然を学んだ。
アライダシ自然観察教育林は上矢作町の東北部に位置し、標高約1、100メートル。上村恵那国有林の一部で、約10ヘクタールにわたってブナやミズナラ、モミなどの天然林が広がっている。
上矢作中では地域を知るための山林学習の一環として、樹木のネームプレートを付けることを計画。講師として、同署職員2人のほか、地元森林組合や町まちづくり委員会のメンバーらが協力した。
生徒たちは、バスで山頂にある大船牧場に到着し、徒歩で教育林へ。午前中は6つのグループに分かれて一帯を散策し、異なる樹木が一体になった「共生木」などを観察。講師から樹木の見分け方なども教わった。
同校教諭が手作りした豚汁などでの昼食後、名札付け作業を実施。名札は間伐材で作られており縦12センチ、横17センチ。16種の樹木の名前や説明文などが書かれている。講師の指導を受けながら生徒たちは作
業に励み、約150個を樹木の幹にくくり付けた。