ID : 8990
公開日 : 2008年 10月 7日
タイトル
都産技研など、スギ間伐材粉を食器に成形
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20081006c3b0605206.html
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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東京都立産業技術研究センター(東京・北)は日本パレットレンタル(同・中央)と共同で、スギの間伐材を使った食器などの成形材料を開発した。給食用食器として2010年をめどに販売を始める。都内では多
摩地域を中心に杉やヒノキの森林、約1280ヘクタールで間伐が行われている。都内産の間伐材の活用につなげる。
間伐材を木粉に加工して加熱しながら漆と混合、茶わんや盆などの食器として成形する。200度以上の高温に耐えられ、洗剤で洗っても劣化しにくい。日本パレットレンタルとの実験で機器を使った量産に成功、7日に
都内で開かれる展示会に試作品を出す。
自然素材だけで製造する利点を生かし、学校や病院、高齢者施設の給食用の食器への利用を想定する。給食用に普及するメラミン食器やアルミ食器に比べ、やや割高になる見通しだが、「安心安全で、環境に配慮した
食器として売り込む」(都産技研)という。