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ID : 8982
公開日 : 2008年 10月 6日
タイトル
進む バイオマス利用  廃木材や
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/photo/200910/08100601.htm
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元urltop:
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写真:
  複数の写真が掲載されていました
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<間伐材から作るペレット> 粉砕した間伐材を乾燥し、直径6ミリ、長さ約2センチの円柱形にしたペレット=伊那市高遠町の上伊那森林組合木質バイオマスエネルギー製造施設
家庭や給食センターなどの廃食用油からディーゼル燃料を作る駒ケ根市バイオディーゼル燃料精製所。月に約1500リットル生産し、ごみ収集車や農業用機械の燃料に使う=同市赤穂

キノコの廃培地を微生物の力で乾燥、固形化した燃料。約1カ月間、天日乾燥して完成する=中野市中野  
<ボイラー燃料に> 高野豆腐や油揚げの製造過程で出る排水。液体と固体に分離してそれぞれを別の設備で発酵させ、発生したメタンガスをボイラーと発電機の燃料にする=長野市若里のみすずコーポレーション
し尿や浄化槽・下水汚泥、生ごみから取り出したメタンガスを燃料にする発電機=小諸市甲の浅麓環境施設組合汚泥再生処理センター
「いいづな お山の発電所」。1日に約50トンの間伐材や解体木材、流木などを燃やして約2000世帯分を発電し、電力会社に売っている=長野市中曽根
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 原油価格の高騰や環境問題への意識の高まりを背景に、県内でもバイオマス(生物資源)を有効利用する取り組みが進んでいる。廃木材や廃食用油だけでなく、排水やキノコ生産に使った廃培地なども活用。地球を救 うエネルギー開発に知恵を絞っている。
 高野豆腐や油揚げなど製造のみすずコーポレーション(長野市)は、製造過程で出るタンパク質を多く含む排水を利用。発酵させてメタンガスを発生させ、工場のボイラーや発電機の燃料にしている。
 リサイクル技術開発のナカタ(長野市)は、キノコ生産に使った廃培地を特殊な微生物の働きで乾燥、固形化する技術を開発。2年前から中野市内のブドウ農家のハウスで、冬季の加温用ボイラーの燃料として試験的 に使っている。廃培地燃料は重油高もあって導入する農家が増え、今年は昨年の約7倍の200トン、来年は1000トン生産する計画だ。
 ストーブやボイラーの燃料として間伐材から作るペレットの需要も年々増加。上伊那森林組合(伊那市)は今年、昨年より約320トン多い1200トンを生産する。
 信大、県、企業などは7月、バイオマスユーティリゼーション研究会を設立し、バイオマスの活用と産業化を探っている。事務局の信大地域共同研究センターの藤井国久・産学官連携コーディネーターは「バイオマスを さらに効率的に利用していくには、自治体や農商工、大学などの連携が重要」と指摘している。
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