ID : 8847
公開日 : 2008年 9月23日
タイトル
プロジェクトe】伝える(2)コスモ石油 環境活動を全国にアピール
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新聞名
フジサンケイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200809240027a.nwc
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元urltop:
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写真:
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石油は現代社会にとって絶対不可欠な存在だが、油の流出事故で生態系に支障をきたすなど、地球環境に大きな負荷を与えてきたのも事実。こうした反省を踏まえ、コスモ石油は特に21世紀に入ってから
、環境をキーワードとした活動に積極的に取り組んでいく。その活動は広告やテレビCMを通じて紹介されるケースが多く、今では入社志望の学生が面接の際に、「コスモといえば環境」と異口同音に答えるほど、環境“戦
略”は浸透しつつある。
その1つが、ガソリンスタンドを拠点とした「コスモ石油エコカード基金」。「コスモ・ザ・カード『エコ』」などの会員から集められた年500円の寄付金と、カード売り上げの一定割合をもとに「ずっと地球で暮らそう。」プロジ
ェクトを展開している。
6月末時点の会員数は約8万7000人。2008年は基金によって、環境教育や熱帯雨林保全活動、循環型農業支援などに取り組む。
また、TOKYO FMをはじめとするJFN(全国FM放送協議会)加盟38局とパートナーシップを組んで、「アースコンシャス~地球を愛し、感じるこころ~」をテーマとして掲げ、環境メッセージの発信も推進している。そ
の一環として毎年4月22日の「世界アースデー」に開催しているのが「アースデー・コンサート」だ。
日本武道館で開かれた今年のコンサートには、絢香やBONNIE PINKら人気アーティストが出演。チケット料金(6000円)の中から1ドルを、ノーベル平和賞受賞者でケニア出身のワンガリ・マータイさんが進める植
林活動「グリーンベルト運動」に寄付した。また、「ずっと地球で暮らそう。」という提供番組では、日本各地から旬な環境の話題を生中継する。
全国の山や川、海などを舞台に自然を楽しみながら清掃を行うのが「クリーン・キャンペーン」。この企画は「1つの企業だけで環境問題に取り組むには、おのずと限界がある。一企業の立場で積極的に情報発信を行い
、参加してもらうことが必要」(コーポレートコミュニケーション部の庄田邦彦・広報室長)といった理由から、01年からスタートした。
キャンペーンは各FM局が独自に企画。梨狩りや地引き網を引く催しなど、「ゴミ拾いが面白い」と思えるようなさまざまなプログラムを用意している。若者が中心となって活動に携わっており、07年度までの延べ参加
人数は10万人を突破。着実に環境メッセージが浸透しつつある。(