ID : 782
公開日 : 2006年 4月13日
タイトル
アジアの森林、植林で増加に転じる・FAO
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060413STXKE041013042006.html
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元urltop:
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写真:
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【バンコク13日共同】国連食糧農業機関(FAO)アジア太平洋地域事務所(バンコク)は13日、アジア・太平洋地域の森林の現状について「1990年代の減少傾向から転じ、2000年以降増加しつつある」との調査
結果を発表した。
一方で、同地域の1人当たりの森林面積は世界で最も少なく、FAOは今後とも森林保護に真剣に取り組むよう域内各国政府に呼び掛けている。
FAOによると、同地域の森林は90年代を通じ年平均130万ヘクタールずつ減少していたが、2000年から05年の間、植林の活発化で年平均60万ヘクタール以上のペースで増加、特に中国では大規模植林が功を奏し、
年平均400万ヘクタール以上ずつ増えている。一方、1人当たりの森林面積は0.2ヘクタールで、他地域の1.1ヘクタールを大幅に下回っている。
アジア・太平洋地域では植林が活発に行われている一方で、農地確保などのために、2000年以降600万ヘクタール以上の自然林が失われており、FAOは「植林による人工林を、自然林の代用にすべきではない」と訴
えている。