ID : 8688
公開日 : 2008年 9月 4日
タイトル
床、壁、天井…木材ふんだんに 3カ月「思い」広がり
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080904ddlk13040282000c.html
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元urltop:
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写真:
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圧倒されるほどの木の空間。港区立エコプラザ(同区浜松町1、http://eco‐plaza.net/)に一歩足を踏み入れると、木の香が漂う。玄関を入ると驚くのが、床、壁、天井とふんだんに使われている木材の多
さだ。
3カ月前のオープン当初はスタッフでさえ、それに圧倒されるほどであった。しかし、木材との調和を常に考えながら試行錯誤を重ね、今ではさまざまなイベントの開催やパネルの展示、エコプラザショップのオープン
など、新しい取り組みが次々行われている。
ここには港区があきる野市から借り受けている「みなと区民の森」で間伐されたスギが使われている。ぬくもりを肌で感じることができ、音の吸収や衝撃を和げるなど、小さな子どもたちにも安心だ。
「木は傷つきやすくとても繊細です。大切にしようとする心を持つことで、人に対する思いやりや気遣いなども学んでほしいと考えています」と施設長の白鳥芳洋さん(46)。
最近では、床を傷つけないように、訪れた人が自らスリッパに履き替えるなど、その思いは確実に広まってきた。国産木材の利用が低迷しており、間伐材を使った施設造りに一つのヒントを与えている