ID : 8582
公開日 : 2008年 8月22日
タイトル
企業の森林づくり活動」 県がサポート開始
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/saga/news/20080823ddlk41020380000c.html
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元urltop:
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写真:
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県は今年度、森林整備事業の一環として、「企業の森林(もり)づくり活動」サポートを始める。荒廃する森林を所有する市町と、森林保全に貢献したい企業との橋渡しをし、公有林の植林や間伐を進める狙い
。今年度中に3件以上の協定締結を目指している。
県森林整備課は昨年、県内に事業所を置く企業・団体を対象に、環境問題への関心や森林を使った企業活動に関心があるかなどを問うアンケート(回答311社)を実施した。
その結果、108社が「森林をフィールドとして活動したい」と答えた。また、「森林を所有して活用したい」と答えた企業も15社あった。
その半面、「活動場所がない」や「作業内容が分からない」といった理由で森林を整備する活動にちゅうちょしている企業も多いという。
だが、森林自体は過疎化や高齢化などで林業の担い手が減り、荒廃が進んでいる。こうした現状に地元の市町も頭を痛めており、県のあっせんで両者を結び合わせることになった。
具体的には、県からの委託を受けたNPO法人がコーディネートし、企業と市町が森林づくり協定を結んで実施する。森林整備に資金提供した企業に、森林の命名権を与えることも想定している。
県は、看板を設置したり、広報誌で活動内容を紹介するなどして企業の森林作りをPR。作業道具の貸し出しや植樹指導などの面でも支援するという