ID : 8548
公開日 : 2008年 8月17日
タイトル
弁当割りばし道産材へ コスト増も森づくり重視 コープさっぽろ
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/112376.html
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元urltop:
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写真:
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生活協同組合コープさっぽろ(札幌)は十月から、弁当やすしなどに付けている割りばしを輸入材から道産間伐材へ切り替える。コスト負担増は年間一千万円を超えるものの、間伐材の利用拡大を通して道内
の森づくりを支援する。
コープさっぽろが道内全店舗で使用する割りばしは年間七百万膳(ぜん)。これまでは全量輸入材だったが、十月以降は下川製箸(せいはし)(上川管内下川町)で製造するシラカバなどの間伐材へ切り替える。ただ同社
の製造量は年間二百五十万膳程度が限界のため、残りは当面、奈良県の業者がつくる国産間伐材でまかなう。
道産間伐材でつくる割りばしは輸入材に比べて製造コストが二-三倍高い。だがコープさっぽろは、輸入材の値上がり傾向に加え、道産間伐材が普及すれば価格も下がり、価格差は今後縮小していくとみている。
コープさっぽろはレジ袋有料化に伴い、レジ袋辞退者一人につき〇・五円を積み立てて年間三千万円を植樹、育樹に充てる「コープ未来(あした)の森づくり基金」を、七月末に設立した。この基金からも、間伐材関連企業
に助成していく考えだ。