ID : 8530
公開日 : 2008年 8月18日
タイトル
ヤンマー 新熱電併給システム開発 燃料に廃木材など
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新聞名
フジサンケイ
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元URL.
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200808180026a.nwc
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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ヤンマーは、おがくずや廃木材などの木質系バイオマス(生物資源)を燃料としたコージェネレーション(熱電併給)システムを開発した。奈良県で1号機が稼働したのを機に受注活動を本格化する。主に木く
ずなどを排出する製材所や木工製品メーカー、各地の森林組合などに売り込む方針だ。
同システムは国の助成制度を活用し、集成材メーカーのトリスミ集成材(奈良県五條市)などと共同開発。第1号機は五條市内にあるトリスミ集成材の工場に納入した。納入したシステムは、周辺システムを含め約1億50
00万円。
このシステムは、廃材などからガスをつくり、それを燃料にコージェネレーションシステムを運転する仕組み。具体的には細かなおがくずや、直径数ミリに破砕した廃木材などを原料に、熱分解ガス化プラントで燃料ガ
ス(一酸化炭素、水素などが主成分)を製造。発熱量が低いため、補助燃料としてバイオディーゼル燃料、石油系燃料などを使って運転する。
同社の実証実験によると、年間約190万キロワット時の電力削減が図れ、同約1500トンの二酸化炭素(CO2)排出削減につながるという。