ID : 8390
公開日 : 2008年 7月23日
タイトル
珪化木:350万年前の樹木の化石
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/mie/news/20080724ddlk24040118000c.html
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元urltop:
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写真:
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亀山、津の境界「東海湖」地層から出土
鈴鹿市神戸の市役所1階の市民ロビーに23日、同市三宅町の造成地から出土した「珪化木(けいかぼく)」と呼ばれる樹木の化石が展示された。触れることもでき、8月29日まで展示される。
この化石は、ツインサーキット(本社・同市三宅町)がレーシングコース(全長1・8キロ)に付随する駐車場を建設するため掘削していた地中数メートルから出土した。長さ140センチ、直径50センチ、重さ約250キロ
と長さ70センチ、直径35センチ、重さ約100キロの2体。表面はベージュ色でもろく、黒いしんの部分には年輪が浮き出ている。同社から寄贈を受けて展示した。
市文化課によると、珪化木は地層の圧力とケイ酸を含んだ地下水の浸透によって二酸化ケイ素に変化して原型のまま固くなった化石。
発見されたのは亀山、津両市との境界付近で84年に「ミエゾウ」の歯の化石が見つかった「東海湖」と呼ばれる地層。約350万年前のものとみられるという。【