ID : 8136
公開日 : 2008年 8月14日
タイトル
使用国産材など紹介…「木づかい」展/東京
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/select/news/20080814ddlk13040216000c.html
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元urltop:
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写真:
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日本の森守ってほしい」
国産材をふんだんに使っている港区立エコプラザ(同区浜松町1)で13日、「木づかい」パネル展が始まった。
日本は世界有数の森林国だが国産材は2割しか使われておらず、スギ丸太の値段もここ30年で3分の1まで下がった。放置された森は下草が生えず、土砂流出も起きているという。「日本木材総合情報センター木づか
い運動事務局」の武田八郎さんは「国産材を使ってもらうことで手入れや植林ができる。日本の森を守ってほしい」と訴える。
エコプラザは国産材使用の優等生。館内の床や天井、机などに使われているが、中でも来訪者に評判なのが自動販売機の紙製容器・カートカン。間伐材や端材などの国産材が30%以上使われている。徐々に増え、昨
年は1億7000万本が飲まれたが飲料缶全体では1%にも達していない。
京都議定書による日本の二酸化炭素排出量6%削減のうち、約3分の2にあたる3・8%は森林が吸収する計算。武田さんは「それを達成するには森を新陳代謝していくしかない。カートカンのような身近なものから始
めて国産材を使ってほしい」と話している。
展示は30枚のパネルで、森林の役割やエコプラザの木づかいを見せている。20日まで。【