ID : 7998
公開日 : 2008年 6月20日
タイトル
丸玉産業 津別町に1000万円寄付 森づくり基金創設へ
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/100196.html
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元urltop:
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写真:
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合板製造の丸玉産業(町新町、大越敏弘社長)は二十日、町に千万円を寄付した。今後五年間で計五千万円を寄付する予定で、町はこれをもとに「丸玉産業森づくり基金」を創設し造林事業などへの補助を行
う。
町は現在、年間五百万円をかけて「町愛林のまち緑資源を守る推進事業」を実施し、森林管理に補助をしている。これに基金から毎年三百万円程度を上乗せし、下草刈りや間伐などへの補助額を増やすほか、植林や
植林目的の林地購入にも補助金を出す。
町内では木材市況が上向いていることなどからカラマツを中心に伐採が進む一方、伐採後に植林がされない未造林地が拡大。約九千ヘクタールの民有林のうち約五百ヘクタールに上っている。
町は補助制度によって植林を促し、「せめて未造林地がこれ以上増えないようにしたい」(町産業課)考えだ。二十四日開会の定例町議会に基金条例制定の議案を提出する。
同社は、昭和三十年代から、カラマツなどの植林木を使った合板を製造。「切るだけでなく育林も進め、地域を活性化したい」(大越社長)と寄付を決めた。
二十日に大越社長が町役場を訪れ、佐藤多一町長に目録を手渡した。
大越社長は「地域の森づくりのために役立てて」と話し、佐藤町長は「大切に使わせていただきます」と答えた。(