ID : 7695
公開日 : 2008年 5月21日
タイトル
三宅島国有林再生へ 噴火被害
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20080521-OYT8T00004.htm
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元urltop:
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写真:
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八王子市の高尾山北側にある国有林の保全を手伝っている日本山岳会の「高尾の森づくりの会」が、2000年の火山噴火で被害を受けた三宅島の国有林の再生に乗り出す。24、25の両日に現地を訪れ、植
樹する。代表の河西瑛一郎さん(67)は「火山の島の植林は特殊だが、山男が持つチャレンジ精神で取り組むことにした」と話している。
同会は、山岳会のメンバーや会社員ら約230人が所属するボランティア団体。林野庁と協定を結び、01年から、高尾山北側にある小下沢(こげさわ)国有林を手入れしている。
三宅島は、噴火により森林面積の約6割が被害を受けた。テレビなどで樹木が壊滅した風景を見たメンバーが誰彼ともなく声を上げ、06年と昨年11月に現地を視察した。林野庁の出先機関・東京神奈川森林管理署(
神奈川県平塚市)に働きかけ、国有林の再生に携わることになった。
三宅島では1983年にも噴火被害があり、今回植樹するのは、同管理署が1992年から再生に取り組んできた南岸沿いに広がる防潮林。再生事業は2000年の噴火で中断し、林はガス被害を受けた。04年に事業は再
開した。
当日は、同会メンバー34人が手弁当で約200区画(1区画10メートル四方)のうち4区画を主に担当し、クロマツ400本、広葉樹のトベラ100本を植える。木炭などの土壌改良剤も