ID : 7353
公開日 : 2008年 4月23日
タイトル
折れたバットを回収し再加工、販売
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20080423ddlk13040233000c.html
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元urltop:
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写真:
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立教大学(豊島区西池袋)は4月から、折れた木製バットを再利用した箸(はし)「立教かっとばし!!」の販売を始めた。野球部OB以外の卒業生も「マイ箸に」と買い求め、人気を博している。
木製バットは国内で年間約20万本が消費されるが、素材のアオダモは成長が遅く、材料として使える直径20センチの幹に育つまで60~70年かかる。最近まで植林もほとんどされていなかった。
このため、都内にあるアオダモ育成のNPOが中心となり、プロ野球などの試合で折れたバットの回収を進め、塗箸産地である福井県小浜市の箸製造業「兵左衛門」が01年から、再加工した箸として商品化。現在はプ
ロ野球各球団のグッズとしても販売されている。
東京六大学野球リーグの一角を占める立教大も「資源の再利用になるうえ、自分の箸を持ち歩く『マイ箸』の取り組みにもつながる」と、大学で初めて公式グッズとして売り出した。箸先は漆塗りで、バット状の持ち手部分
に大学名やロゴマークがデザインされている。
売り上げの一部はアオダモ植樹活動に充てられる。池袋キャンパスの校友会事務局やインターネットショップ(http://www.rikkyo-alumni-
shop.jp/)で一般向けにも販売している。男性用(23・5センチ)、女性用(21・5センチ)ともに1500円。【