ID : 7352
公開日 : 2008年 4月23日
タイトル
漁礁:間伐材を使った増殖用が設置--
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20080423ddlk06020293000c.html
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元urltop:
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写真:
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間伐材を使って作った漁礁3基が22日、鶴岡市堅苔沢(かたのりざわ)の波渡埼灯台沖3.6キロの海底に設置された。魚が住みつきにくい砂地の海底に置き、砂地でも岩場の海底と同じように生息できるよ
うにする。
市が市内の森林組合に委託して作った。一辺1.8メートルの立方体に丸太を組み、上に杉の枝を添えた構造で重さは約1トン。1基7万7000円。従来のコンクリート製漁礁より安いという。
森林資源の有効活用と漁業資源の増殖を目的に市が06年度から設置を始め、今回を含め計14基を設置した。今年度はさらに3基を沈める。昨年までに設置された漁礁では、クロソイやウマヅラハギなどの魚の生息
が確認されている。
22日は、地元の漁師ら約20人が、漁礁をロープで漁船につなぎ沖合までえい航した。市農山漁村振興課は「木は朽ちてしまうので、漁礁として機能する期間も確認したい」としている。【