ID : 7323
公開日 : 2008年 4月22日
タイトル
8都県市首脳会議:温暖化対策で共同歩調 知事提案の工程表作り合意
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080422ddlk11010284000c.html
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元urltop:
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写真:
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首都圏の知事、政令市長らが広域的な課題を話し合う「8都県市首脳会議」が21日、横浜市内であった。埼玉県の上田清司知事は、地球温暖化対策に取り組む特別部会を設け、森林再生や太陽光発電の普及
など各都県市の施策で共有できるものから工程表を作り共同歩調を取ることを提案し、合意された。
地球温暖化対策を巡っては首脳会議に先立ち、各都県市の経済団体代表を交えた会議で▽「電気自動車を普及させる」(松沢成文・神奈川県知事)▽「企業のCO2(二酸化炭素)削減の評価が重要」(阿部孝夫・川崎市
長)▽「温暖化による生態系破壊も議論すべきだ」(堂本暁子・千葉県知事)▽「より危機感を持った啓蒙(けいもう)が必要」(石原慎太郎・東京都知事)--などの意見が出された。上田知事は、埼玉県の取り組みとして自
動車税の約1・5%相当を充て4年間で県内の森林3000ヘクタールを再生する施策を発表した。
首脳会議で、上田知事は「CO2の国内総排出量の20%を占める8都県市として、太陽光発電の普及や企業への省エネ支援など一緒にやれるものからやっていくべきだ」と提案。「(民間企業との)排出量取引制度は地
域によって企業の質も違い意見が分かれる」(松沢知事)との声もあったが、反対意見はなかった。
また、家庭や職場で省エネの意識を啓発するため、北海道洞爺湖サミットの開催に合わせて7月7日、8都県市で一斉消灯を行うことが決まった。時間帯や場所は今後決める。【