ID : 7100
公開日 : 2008年 4月 9日
タイトル
秩父の山中さんに本多賞 低コストの木材生産など評価
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20080408-OYT8T00807.htm
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元urltop:
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写真:
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緑と共生する社会作りに貢献した人を表彰する「第1回本多静六賞」(県主催)に、秩父市大滝、「角仲林業」社長の山中敬久さん(59)が選ばれた。山中さんは「地元でずっとやってきたことが認められた」と喜
んでいる。
本多静六(1866~1952年)は、菖蒲町出身で日本初の林学博士。東京・日比谷公園などを設計した「公園の父」としても知られる。賞は、緑にかかわる研究や実践的な活動などで成果を上げた県にゆかりのある個人
や団体を表彰する。
山中さんは、機械を取り入れた少人数による伐採、搬出で木材生産コストの低減を実現。1993年から始めたナメコ栽培は、県内のシェア(占有率)9割以上を誇る地域特産物に育て上げた。「大滝山林振興協議会」会
長として、間伐の遅れていた小規模森林所有者を取りまとめ、一括して間伐する森林整備に乗り出し、コシアブラの生産にも挑戦している。
上田知事は「全国五指に入る低コストの木材生産を行い、林業経営者として確たる力を持っている」と評価した。
山中さんは「林業を続けていくためにも、建築業界とのタイアップを強め、国産材の高いイメージを払しょくしていきたい」と話している。