ID : 6799
公開日 : 2008年 3月20日
タイトル
STOP!!森林破壊 CO2削減・災害防止…企業も支援
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新聞名
MSN産経ニュース
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080320/biz0803200941003-n1.htm
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写真:
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森林の荒廃を食い止めようとする活動が広まっている。間伐され、整備された森林は、CO0759の削減量に換算できるほか、土砂崩れなどの災害を防ぐ効果も期待できる。環境問題に取り組む企業や労働
組合の中からも、CSR(企業の社会的責任)の一環として着目するところが増えており、森林の実態に生活者が関心を高めるきっかけにもなると期待が寄せられている。(村島有紀)
≪間伐材の紙≫
昭和40年代ごろから、安い輸入材におされ、国産材は使用量が減り、今や国内で使用される木材のうち8割が輸入材だ。このため、国内で伐採された木がそのまま放置されたり、適切な時期に間伐が行われなかったり
する森林が増えている。
林野庁によると、国内の育成林約1140万ヘクタールのうち今後、手入れが必要な森林は330万ヘクタールに及ぶが、昨年度1年間に間伐が行われた森林は35万ヘクタールしかない。また、切り出された木が利用さ
れる割合は、買い取り価格の低下などから、4~5割にとどまっている。
こうした間伐材を有効利用しようと活動している団体の一つが、環境NPO「オフィス町内会」(東京都港区、半谷栄寿代表)。もともとは会社などで出た古紙を企業で共同回収し、紙のリサイクルを実施している団体だ
が、平成17年から「森の町内会」活動を始め、「間伐材使用の紙」の普及に取り組んでいる。