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ID : 6734
公開日 : 2008年 3月15日
タイトル
学生たちが間伐材で作った木製品
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20080314-OYT8T00840.htm
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元urltop:
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写真:
 
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飯塚市の近畿大産業理工学部建築・デザイン学科の2年生19人が21日、スギの間伐材を使った木製品の作品展を、同市の商業施設「あいタウン」2階で開く。荒れた森林の再生に間伐材の消費拡大が欠か せないため、「間伐材の新たな使い道を提案できれば」と初めて企画した。
 間伐材は、木の日当たりを保つために伐採される木。間伐をしないと木の根の張りが弱く、土砂災害防止など森林の機能が損なわれるとされる。
 ただ、間伐材は幹が細くて加工しにくいことから、市場では敬遠されている。また、安い外国産材や林業の後継者不足の影響もあり、間伐が進まないのが現状という。
 作品展を開くのは楠林拓准教授(46)(デザイン)の「材料演習」を受講する学生たち。昨年9月下旬から授業で取り組み、加工しにくい間伐材の欠点を補うため、板を接着剤で張り合わせて集成材にして使うなどの工夫 を凝らした。間伐材は添田町の材木会社から調達した。
 作品展では、キューブ型の本棚や照明スタンド、荷台付きのイスなど9点を展示。小物入れやペン立てなどの試作品20点と、そのデザイン画も並べる。
 円筒状の照明スタンドを設計した稲田拓郎さん(19)は「間伐材は形や材質がそれぞれ異なるので、デザイン通りに仕上がるか不安だったが、木のぬくもりを引き出すことができた」と言う。
 楠林准教授は「間伐材の利用が進めば、間伐が盛んになって森林が育ち、二酸化炭素の吸収量が増える。間伐材を使った製品の普及は、環境に優しいということを訴えたい」と話している。
 21日は午前11時~午後6時。入場無料。
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