ID　：　6485

公開日　：　2008年 2月26日

タイトル

７年かけて森づくり 田口福寿会、県、市が協定

新聞名

中日新聞

元URL.

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20080226/CK2008022602090443.html

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写真:

　

大垣市の財団法人・田口福寿会が同市の多良峡森林公園内十八ヘクタールで森づくりに取り組むことを決め、二十五日に県と同市による三者協定を県庁で結んだ。企業と県などが協力して森づくりをするた めの協定締結は三例目だが、県内の企業団体としては初。
　同会は西濃運輸の創業者夫妻が財産を寄付して一九六七年に設立された。約二百五十億円の資産を運用して社会福祉や教育、芸術文化、青少年育成など幅広い分野で年間約二億六千万円の助成事業をしている。
　対象は、同市上石津町下多良から一之瀬にかけて。七年間をかけ、七・八ヘクタールで杉やヒノキを間伐、九・八ヘクタールで下刈りなどをする。西濃運輸の社員らが間伐に合わせ、モミジ四千本、桜千本を植樹。モミジ は地域住民が種子から育てた苗木を使う。田口福寿会は七年間で約千五百万円の活動資金を負担する。
　古田肇知事、小川敏大垣市長と協定書にサインを交わした同会の田口義嘉寿会長は「ハイブリッドカーの導入などでＣＯ２削減に努めてきたが、森林が最も吸収してくれる。県内企業が関心を持つきっかけになれば」と あいさつした。

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