ID : 6339
公開日 : 2008年 2月14日
タイトル
街潤し海を豊かに-森林の重要性学ぶシンポ
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新聞名
四国新聞
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元URL.
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20080214000125
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元urltop:
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写真:
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香川の森林を考えるシンポジウム(香川県主催)がこのほど、高松市番町一丁目の県社会福祉総合センターであった。市民ら約130人は、基調講演やパネルディスカッションを通じて、水源かん養や山地災
害防止などの機能を持つ森林の重要性について理解を深めた。
基調講演では、香川大工学部の増田拓朗教授が「森の働き」と題して講話。二酸化炭素の吸収や熱風の遮断効果のほか、魚介類に必要な栄養分を作るため上流で植林を進めている他県の事例などを紹介し、「健全な
森が里や街を潤し、海を豊かにする。多様な機能を持つ森の整備は大事だ」と訴えた。
パネルディスカッションでは、経済団体や森林組合の代表者、森林ボランティアら5人が登壇。今後の森林整備に向け、「企業は社会的責任として植林事業などを進めるべき」「今後もボランティアの参加拡大や技術向
上に力を入れてほしい」「高齢化などにより、所有者だけで森林を維持管理するのは困難。県民全体の共有財産として森林を守る姿勢が必要だ」との意見が出た。