ID : 6169
公開日 : 2008年 1月31日
タイトル
セイホク、岐阜・中津川に合板工場。国産材100%で生産
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新聞名
日経ネット中部版
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/chubu/news/arc2582.html
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元urltop:
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写真:
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国内最大手の合板メーカー、セイホク(東京・文京)は岐阜県中津川市に構造部材用の合板工場を建設する。29日、県、市と協定を結んだ。山間地に立地し材料をすべて国産材でまかなう合板工場は全国で初めて。4―6
月をめどに、県内の林業関係団体と事業主体となる協同組合を設立し、2010年度に生産を始める。
建設予定地は中津川市加子母地区の民有林約7ヘクタールで、事業主体の組合が買い上げる。工場の敷地は約3.5ヘクタールでスギ、ヒノキ、カラマツを使って年間250万―300万枚、東京ドームの面積の約100個分の合板を
生産する計画。地元の農山村地域を中心に50―60人を新規に雇用する。事業費は約65億円で、このうち半分を国、県、市が助成する予定だ。
セイホクはこれまで主に宮城県石巻市で事業展開してきた。今回、岐阜県に進出することについて、井上篤博社長は原木の安定供給の環境が整っていると説明。「名古屋などの消費地にも近く、道路も整備されている
」ことも理由に挙げた。
岐阜県の古田肇知事は「これまで利用されてこなかった間伐材を活用することで、林業所得の向上や森林整備の促進につながる」と強調した。