森林や林業の再生テーマにシンポ 大津 東大研究生な
ど事例紹介
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008012600109&genre=H1&area=S10
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元urltop:
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写真:
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森林や林業の再生をテーマとしたシンポジウム「みんなで考えよう大津の森」(滋賀県大津林業事務所主催)が26日、大津市のびわ湖大津館で催された。東京大の研究生や地元森林組合の職員が都市住民や
学生らを巻き込んだ森づくりの事例を語った。
基調講演では東大大学院生で森林政策を研究する山下詠子さんが経営状況の厳しい林業について「環境の保全やまちのシンボル化など経済価値に留まらない必要性を見い出し、現場の活性化につなげたい」と指摘
した。そのうえで、担い手側の新たな取り組みとして、企業との共同管理や林業体験も交えたエコツアーなどの事例を紹介した。
続けて、大津市の上仰木辻ヶ下生産森林組合の中井徹事務局長が地元での取り組みを報告した。近年、担い手の高齢化により、森林で手入れの遅れなどが目立つが、近くの成安造形大などと組んで学生を授業の一環
として受け入れることで「定期的な間伐や枝打ちを行えるようになり、若い人との交流を通じて組合も活性化してきた」と説明した。