ID : 6083
公開日 : 2008年 1月24日
タイトル
欧州連合のバイオ燃料輸入規制案、マレーシアは警戒
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新聞名
マレーシアナビ
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元URL.
http://www.malaysia-navi.jp/news/080122075200.html
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元urltop:
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写真:
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欧州連合(EU)がバイオ燃料の輸入規制を厳格化する法案を提出したことを、パーム油主要生産国であるマレーシアとインドネシアは警戒しており、情勢を注視している。
法案では、森林・湿地帯・草原で栽培された作物から生産されたバイオ燃料の輸入禁止を盛り込んでいる。マレーシアを含む東南アジアでは森林を伐採してアブラヤシを栽培するケースが多く、こうした生産されたパーム
油を原料とするバイオ燃料はEUに輸出できなくなる可能性が強まることは必至。
バイオ燃料の利用は地球温暖化ガスの削減に役立つ、というのが通念だが、森林伐採は二酸化炭素排出につながるといった研究結果も発表されており、こうした研究を踏まえEUは輸入規制の検討に踏み切った。
マレーシア・パーム油評議会(MPOC)は、「EUの措置が非関税貿易障壁とならないよう望む」とコメントした。