ID : 6038
公開日 : 2008年 1月19日
タイトル
伊万里農林高森林工学科39人、卒業前最後の植林
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20080119-OYT8T00087.htm
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元urltop:
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写真:
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伊万里市の伊万里農林高森林工学科3年生の「離山式」が18日、市内の腰岳山中の演習林で行われた。卒業を控えた39人が最後の植林をし、思い出を刻んだ山に別れを告げた。
生徒たちは中腹にある32ヘクタールの演習林に通い、枝打ち、間伐、伐採、市場出しなどの実習に取り組んできた。離山式は40年以上続く恒例行事で、この日は約15アールの斜面にクワで穴を掘り、スギの苗木約3
50本を念入りに植え込んだ。後輩たちが引き継いで育てる。
作業後の式で、木須盛男教頭が「木が年輪を刻むように、みなさんも一年一年、心の幹を大きくし成長していってほしい」と激励。生徒代表の梅﨑亮太君(18)は「腰岳は技術の進歩だけでなく肉体的、精神的な成長を教
えてくれた場。自然の大切さ、尊さ、厳しさを感じながら、一人ひとりが成長してきた」と述べた。
この後、焼き肉を囲みながら3年間の思い出や卒業後の抱負を語り合った。林業関係など地元企業を中心に全員の就職、進学が決まっているという