ID : 5812
公開日 : 2007年 12月19日
タイトル
侵食される環境保存地区
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新聞名
サンパウロ新聞
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元URL.
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=20467
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元urltop:
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写真:
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カリオッカ(リオ市民)が当該官庁に正式の手続きをふめば樹木一本切り倒しにR$五〇〇〇を支払わされる。勝手に切り倒せばR$二二三七/一本の罰金。それなのにファヴェーラは「規制どこ吹く風」と樹
木を切り倒しながら拡大、環境保存地区を侵食し始めた。グローボ紙がこの矛盾をつく記事を掲載している。
《マスコミがその矛盾をつく》
レブロンではリオ市役所管轄のドイス・イルモンス・パーク内を通ったトラックが、シャーカラ・ド・セーウのファヴェーラに建材を降ろして去る。それが一台や二台ではない。
市環境当局は、市議会が都市取締条例案を可決しない間は監督に手が出せない、都市工学当局はそういった建築をつぶすための権限を持ち合わせていない、という。
環境保存地区はドイス・イルモンス丘(双子大岩)のふもと面積三九万平米。そこに侵入し始めたファヴェーラのため治安が極度に悪化、最近は双子大岩の観光客が途絶えた。
シャーカラ・ド・セーウの環境保存地区が荒廃していくのを無視できないと市検察が動き出した。リオ市役所には保存地区内の建築を取り崩す権限があるはずと主張する。
ファヴェーラが区内にはびこらない前に市当局は手を打つべき。警察力の問題ならセールジオ・カブラウ州知事も協力を内諾していることだし、との意見もある。
いまひとつ、今月発行された「ブラジルの中心におけるセーザル・マイヤ市長」誌に住宅街住民が抗議している。
その六五ページ目に双子大岩の写真が二枚掲載されている。再植林前とその後の紹介とあるが、最近の写真は巧妙にレブロン海岸から撮影され、ファヴェーラが見えない。
そのファヴェーラは、最近ではイパネマの一部からはっきり見える。そこから、「この写真は現実をとらえていない」と強く批判されている。
マイヤ市長は、「上梓式の夜招待された。出版したのは自分ではない」と弁明。
情報提供者は「再植林計画が焦点であって、シャーカラ・ド・セーウではない」と説明している。